ちぇぶり(chie-every)

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生活の知恵の木

医療保険は不要?入院して分かった保険の仕組みと高額療養費制度

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約10カ月間のブログ放置期間を経て今日からまったり再開したいと思います。

ノルマに縛られず心の底から書きたいことを書けるときに飾らずに書いていこうと思います。

※なんだか、かっこつけてますが要は10カ月放置していてもぎりぎり運営費が赤字にならなかったので継続しようかなというただの気まぐれです。以外に放置イケる

 

放置していた10カ月間、ブログのネタになるようなことはいろいろありましたが、なかでもTOP of TOP のイベントは入院です。

ちょっと病気をやらかしまして(詳細は別途書きたい)、人生初の入院をしてました。

そして、入院前はまっっったく気にせず適当に入っていた保険について、いろいろ考えさせられたのでそのことを書きたいと思います。

 

[目次]

突然の入院生活

その日は体調が悪く会社を休んで病院にいきました。

病院に行き、症状を伝え、血を抜かれ、血液検査の結果を見て先生が一言。

 

「あのね、即入院の状態だね。紹介状を書くのでこの病院へ今から行ってください。」

 

という感じでいきなり人生初の入院が決定しました。

今まで手術も、大きな病気も、入院も、点滴すらしたことないのにいきなりコレですよ、ええ。健康が自慢の読者の皆様、まじで来るときは急に来ます。油断キケン

 

あれ?保険どうしてるっけ?

これ自分だけではなく、入院した時に考えることBEST2位だと思います。

入院したのは良いけど、いったい入院費用っていくら掛かるの?保険証券とかどこにしまってあるっけ?どこか電話しなきゃいけないの?

 

その前に俺の保険はいったいどんな契約だっけ?

 

ということに多くの入院ビギナーはなると思います。まさに混乱の極みです。

しかも入院していると契約書類も探せないので、入院中に悶々として過ごすことになります。地獄です。悶々地獄です。

 

ちなみに入院した時に考えることBEST1位は「看護婦さんと何か起きるかな」、で

BEST3位が「夜消灯後にトイレいけるかな・・・」です。

ちなみにBEST1位はまじで何も起きないので世の男性諸君、目を覚ませ!

あと入院食はあたりはずれの差が激しいです。

はずれの日は8割くらい残しました。茹でた野菜+醤油、どうしろと笑

 

そしてついに退院日

自分は9日間入院しました。検査も死ぬほどしました。

金額は退院日のその日清算するまで一切わかりません。

値段のない寿司屋に入ったときのような恐怖です((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

そして、清算金額は・・・

 

     15万5000円!!

 

高ぇぇぇぇぇ!

3割負担でこれですよ?病院の請求はやっぱり想像を超えてきます。

こんなの給料の大半が吹き飛ぶ金額ですよね?

でも、こんなに高い医療費なのに「医療保険不要論」が検索すると山ほどでてきます。

それはいったいなぜなのでしょうか?

 

高額療養費制度という制度

そうなんです、日本のこの制度がすごいんです。

この制度の情報は↑のキーワードを入れて検索してもらった方が細かくでてきますのでそちらでどうぞ。

ざっくり言うと「高額な医療費に上限をつけよう!」という制度で年収で変動するのですが、年収約370万円~約770万円の方は月80,100円+(医療費ー267,000)×1%だけ払えばOKという制度です(2018年11月現在)。

 

例を言うと100万円の医療費→3割負担で30万円→高額療養費制度で約9万円でOK

 

となります。すごくないですか?

そのため私の実際の請求額も15万円→8万円になります。

さらに医療保険で10,000円/日の保険に入っていて9日入院したので9万円支給されます。

 

ここで、お気づきの方もいるでしょう。

そうなんです、請求額よりも保険の支給額の方が多いのです。

もっと言うと入院したのにお金が増えるという謎の事象が発生しています。

 

保険入ったほうが良いの?

ここまで聞くと、「そうはいっても上限の8万円だってそこそこ高いし、増えることもあるなら保険入ったほうが良いじゃん」と思いますよね?

「医療保険不要論」がたくさん出るのは大きく2つの理由があると思います。

1)保険料の総額は?

医療保険はだいたい2,000~4,000円くらいの方が多いのではないでしょうか?

金額的にそこまで高くないし、必要経費だからと考えてる方も多いと思いますが今まで支払いをした総額をご存知でしょうか?

 

私の場合、今回の保険を受けるために20万~30万円程度の支払をしていました。健康的な生活をしてきましたので、保険を利用するのは初めてです。

 

つまりは、今回の9万円を受け取るために20万~30万円を払っていたことになります。

医療保険不要論を唱える人たちはこの差額について言及しています。

 

要は「保険に加入するよりもその保険料を貯蓄してそれを医療費に回せば良い」、ということです。おぉー合理的。

高額療養費制度というセーフティネットを上手く使った良い考え方だと思います。

2)サラリーマンはさらに保険が?

サラリーマンの場合、この制度に加えてさらに会社(組合)の保険がついたりします。

大きな会社の場合だと高額療養費制度からさらに6万円を支給などの会社もあります。

 

そうすると、100万円の医療費(10割)の場合、3万円程度の支払で済んでしまうのです。

それを踏まえると確かに医療保険はいらないかも?

という話も頷けますよね。

まとめ

今日は私の実体験をもとに日本の高額療養費制度と保険について書いてみました。

医療保険は不要か?への答えですが私はそれぞれ人による、だと思います。

 

ご自分の年収や会社の仕組み、それから高額療養費制度を使用した場合、いくら支給されるのかを正しく知ることが先ずスタートになります。

その後、病気になりやすい体質なのか、医療費のために貯蓄できるタイプなのか、そういったことも含めて医療保険を選択していくことが大切だと思います。

 

とにかく、「なんとなく」保険に入っている方が保険を見直す結果になればと思います。